極性の異なるカラートナーをうまく選定すると帯電状態を可視化することができます。

帯電状態が可視化できると、原因究明や対策の効果確認が行えるようになります。

下の写真はPETフィルムをアルミロールに摩擦させて放電痕を強制的に作り、これを可視化したものです。

放電痕.jpg

赤い部分がアルミとの接触帯電で負に帯電し、青い部分は剥離の際に生じた正の放電痕です。

他にもいろんなパターンから現象解析できますので、帯電している(と思われる)ものを送付いただければ可視化、解析するサービスを受託しますので、先ずはお問い合わせ下さい。

①その基本と対策.pdf

6月3日の第1回記事です。

業界人のための静電気入門(1)【その基本と対策】

知っているようで知らない静電気の基礎や誤解されていることなどについて解説しました。

②帯電の可視化と除電の基礎.pdf

6月17日の第2回記事です。

業界人のための静電気入門(2)【帯電の可視化と除電の基礎】

帯電状態をカラートナーで可視化することや、除電器の使い方の基礎を解説しました。

③帯電の可視化と除電の基礎.pdf

7月1日の第3回記事です。

業界人のための静電気入門(3)【帯電の可視化と除電の基礎】

除電器の種類や除電むらの原因や可視化について解説しました。

④静電気と湿度の関係.pdf

7月15日の第4回記事です。

業界人のための静電気入門(4)【静電気と湿度の関係】

相対湿度と絶対湿度のことや、湿度が帯電および除電に及ぼす影響について解説しました。

⑤液体の帯電.pdf

8月5日の第5回記事です。

業界人のための静電気入門(5)【液体の帯電】

塗剤やインクなど液体の帯電現象について、その原理と事例を紹介しました。

⑥静電気を利用した印刷技術.pdf 

9月2日の第6回記事です。

業界人のための静電気入門(6)【静電気を利用した印刷技術】

静電気の印刷技術への展開、静電グラビアの静電気現象について紹介しました。

⑦コロナ処理における静電気現象.pdf

10月7日の第7回記事です。

業界人のための静電気入門(7)【コロナ処理における静電気現象】

コロナ処理の原理や、コロナ処理による帯電転写について紹介しました。

⑧真空蒸着における静電気現象.pdf

11月4日の第8回記事です。

業界人のための静電気入門(8)【真空蒸着における静電気現象】

真空蒸着に特有の帯電現象について紹介しました。

⑨静電気応用技術の紹介.pdf

 11月18日の第9回記事です。

業界人のための静電気入門(9)【静電気応用技術の紹介】

フィルムの製造、加工における静電気利用技術について紹介しました。

⑩ここを押さえろ、静電気管理のポイント.pdf

12月2日の第10回記事です。

業界人のための静電気入門(10)【ここを押さえろ、静電気管理のポイント】

連載の総括として、静電気管理のポイントを紹介しました。 

知っているようで知らない静電気。皆さんはどのように付き合っているでしょうか。

現場で起こる現象の本質を理解することは、トラブル対策だけでなく、商品設計や

設備設計にも有用です。

【グラビア研究会第8回研究例会

「環境とユーザーのためにグラビア印刷はどのように発展していくか」】

(2011年10月4日 東京 共催:(社)日本印刷学会技術委員会グラビア研究会

 関東グラビア協同組合)

にて、「グラビア印刷における静電気現象と対策のポイント」についての講演を担当。

除電気の設置場所に間違いが多いこと、コロナ放電はコロナイオンも放出していること

などを詳述しました。

【“現場力”向上セミナー第1弾

 コーティングの歩留まり改善と技術−静電気と濡れ性改善のアプローチから考える−】

(2011年4月21日 大阪市 主催:株式会社加工技術研究会)

にて、静電気のメカニズムとそのトラブル対策について解説しました。

<講演内容>

身近な静電気現象、接触帯電と剥離帯電、厄介な剥離帯電の抑制、

除電気の基本と使い方、など

【フィルム製造・加工工程における静電気現象と対策スキルアップセミナー】

(2011年7月15日 東京・品川区 主催:サイエンス&テクノロジー株式会社)

にて、静電気について講演しました。

今回のセミナーでは、フィルムプロセスに対象を絞り、静電気の基礎から現場で使える

具体的な知識までを解説しました。

<講演内容>

静電気の概要、帯電現象の基礎、フィルム製造工程特有の 帯電現象、

真空蒸着工程での帯電現象、除電器の基礎と使い方、静電気の管理、など